高エネルギー加速器科学研究奨励会

講演会

開催・参加要領

本講演会は毎年10月上旬を予定し開催します。
講師には各々研究分野で活躍中の加速器科学専門家を迎え行っている。
これまで開催した講演会等のリストはこちらです ⇒ 【開催記録】

   

「講演会開催要領」
・題 目
① KEK 応用超伝導加速器センターが目指す加速器の産業利用 

    山口 誠哉 氏
 (大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 加速器施設 施設長)

   2019年4月,加速器の産業・医療応用を加速するために,KEK 加速器研究施設に,応用超伝導加速器センターが設置された.本センターは,大学・研究機関・企業と連携して,応用加速器の要素技術の開発・実証試験を推進し,加速器の産業利用の実用化を図る.応用例としては,核医学検査薬製剤,がん治療(BNCT),半導体加工用レーザー,環境(汚染水・排気ガス)浄化,老朽化インフラの診断・長寿命化,原子力(ADS・核融合炉材料照射・慣性核融合炉用ドライバー),小型中性子源などを考えている.本講演では,センターの現状・将来について報告するとともに,センターと同時に発足した応用超伝導加速器コンソーシアムについても紹介する.
② ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)による次世代がん放射線治療

   熊田 博明 氏 
(国立大学法人 筑波大学 医学医療系/陽子線医学利用研究センター 准教授)

   悪性脳腫瘍や頭頸部がんなどの難治性がん、再発がんなど、未だ治療法が確立されていないがんに対する治療法として期待されているBNCTについて、その治療原理とこれまでの原子炉を使った臨床研究などを紹介する。また、近年、国内外で開発が行われている加速器ベースのBNCT用治療装置の状況を紹介し、筑波大学、及び、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、茨城県などの産学官連携プロジェクトとして開発しているリニアックベースBNCT用治療装置・実証機:iBNCTの概要を報告する。これまでに実施してきた特性測定の結果などを紹介し、当該装置の性能と今後の事業計画を紹介する。
 

・開催日 2019年10月11日(金)14:00〜17:00 ・会 場 アルカディア市ヶ谷(私学会館)6階 霧島西
「講演会参加要領」
・参加希望者は本要領に基づきFAX又はE-MAILにて申込み手続きを行い、申込みが受理された者は参加することができる。
・参加できる者① 賛助会員である者
② 一般企業等に関係する者
③ その他主催者の参加許可を受けた者
・参加費:無料
・参加定員:80名
・参加申込先〒305-0801
茨城県つくば市大穂1-1
高エネルギー加速器研究機構内
(公)高エネルギー加速器科学研究奨励会
電話/FAX 029-879-0471
Eメール info@heas.jp

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